ロシアのちょっと荒涼とした雰囲気が好き

 今日は午後からユリアとビャトカ川を見に行った。夕べも行ったのだが暗くて周りがあまりよく見えなかったのである。今日は明るいうちに行きましょうということで午後3時ごろにまた出かけた。

 川に着くまでに当然いくつかの通りや建物が目に入ってくる。旧市街を通っていったので古い建物が多く、歩道の状態はお世辞にもいいとは言えない。でこぼこで舗装されていないところが多い。古い建物が多いのはキーロフは独ソ戦で戦場にはならなかったし、地震や台風がないからだろう。もちろん、予算がないので道路などのインフラにかけるお金がないという事情もあるのだろう。

 ビャトカ川に沿って遊歩道が整備されていて、そこを散歩した。ユリアは大学の専攻が歴史なので当然詳しい。いろいろ説明をしてくれる。「先生、向こう岸からタタールが攻めてきたんですよ。ここに見張り台がありました。見張り台は全部で十数か所」などなど。昔は道路や鉄道はなかった。移動は川である。だから今でもロシアの主要な都市は川沿いにある。

 キーロフにももちろん高層建築はあるが数は少ない。そのせいか空がひろい。見渡す限りの平原である。何しろ近くの山は1,000kmほど離れたウラル山脈である。日本はどこにいても山が見えるのとは大違いだ。

 私はロシアのこのちょっと荒涼とした雰囲気が好きである。正教会のタマネギ型尖塔が最高に似合っている。

 

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