今日は午後一時半からサラトフのイリーナに日本語を一時間教え、午後3時すぎからVISAの延長申請に行った。私の現在のワーキングビザは90日間有効。これが一番取りやすいらしい。このビザでロシアに入り、入国後に1年間の延長申請をする。予定通りの行動である。申請はかなり面倒くさい。ビザに限らずロシアのお役所の書類申請は煩雑である。居住地登録や病院での申請も大変だった。活字が小さいし記入欄が多いのである。もちろん私一人ではできないのでいつもナスチャ(お世話係)が私に同行して助けてくれる。No documents, no life in Russia.
そのナスチャが言う。「みんな親切だし、手続きがスムーズすぎる。久雄が日本人だからだわ。普通はこんなに親切じゃないし時間もかかる」。
どうやら私が日本人なのでみんな親切にしてくれているらしい。今日の受付の女の子も、日本のパスポートを初めて見たと言って喜んでいたようだ。キーロフに住んでいる日本人は多分私一人。ほとんど全員が、日本人をまじかに見たり話したりするのは初めてなのだ。
日本が豊かな国で高い技術力を持っていることはみんな知っている。だから私が日本人だとわかると敬意を持って接してくれる。祖国に感謝しないといけないな。